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横板へのライニングのニカワ付けが完了しましたら次は横板に裏板をニカワ付けします。
ここでは、ニカワ付けの前に必要なブロックの準備について説明します。
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先の話になりますが、6個のブロックは最終形状としてボディーの内部では角のない形状に仕上げられます。
この加工は、横板に表板をニカワ付けする(これでボディーが箱として完成です)前に行いますが、その時、ノミを使って丸みを付けるようにブロックの角を削り落とします.。その際、勢い余って裏板を傷つけてしまう可能性がありますので、あらかじめ出来るだけこの加工を済ませておきます。
具体的にはコーナーおよび上下ブロックの角の部分を下の画像のように仕上げます。 それぞれ赤の斜線の部分が削られた部分です。因みに削り取れるのはブロック表面から内型のところまでとなります。
下の画像ではコーナーブロックの削られた部分がライニングの表面から出ていますが、完成時にはライニングの延長のようにしてブロックがライニングより出ることはありません。また、上下ブロックの両サイドは概ねブロックの厚み(14mm部分)に対して1/4円ほど取り去り丸みを持たせます。
この辺りの加工の考え方は製作者により多少異なるかと思います。